家で不要になった古いテレビを、隅に置きっぱなしにしたり、ゴミとして捨てたりしていませんか。実は、不要テレビは「電子ゴミ」ではなく、さまざまなリサイクル可能な資源が含まれる「都市鉱山」なのです。正しく回収・処理すれば、資源を再活用し、価値を生み出すことができます。
不要テレビの中で主に回収できるのは、金属・プラスチック・ガラスの 3 種類です。
基板、電源コード、トランスなどの部品には、銅・鉄・アルミニウムといった一般金属のほか、金・銀などの希少金属も微量に含まれています。専門的な抽出・製錬により、これらの金属は電子機器、金属製品、建築資材などの原料として再利用できます。
テレビの筐体、フレーム、台座などに使われているエンジニアリングプラスチックは、粉砕・洗浄・再生ペレット化することで、再びプラスチック製品として生まれ変わらせることが可能です。
画面や内部のガラス素材も、有害物質を除去して溶解・加工すれば、再生ガラスの原料として利用できます。
ただし、不要テレビには鉛、水銀、カドミウムなどの有害物質も含まれているため、むやみに廃棄したり無断で分解したりすると、土壌や水質、大気を汚染し、人体にも悪影響を及ぼします。
不要になったテレビは、正規の家電リサイクル業者に引き渡すことで、安全に無害化処理すると同時に、資源回収率を最大限に高めることができます。
古いテレビをむやみに捨てず、適切な回収と再利用を心がけましょう。資源を循環させ、環境に配慮した生活を目指しましょう。