選鉱シェーカー技術の紹介


選鉱シェイカーは、淘汰盤とも呼ばれ、機械的振動と斜面水流を利用して鉱物を選別する設備である。主に細粒及び微細粒鉱物の処理に用いられ、タングステン、スズ、タンタル、ニオブ、金、鉄、マンガン、クロム、チタン、ジルコニウムなどの鉱物の選鉱に広く応用されている。

一、作動原理

選鉱シェイカーの作動原理は、ベッド面上での鉱物粒子の運動差に基づく。ベッド面は機械的振動の作用により往復運動を行い、同時に水流がベッド面の横向きに流れる。鉱物粒子はベッド面上で以下の力の作用を受ける:

  • 重力:粒子を下方に運動させる。
  • 水流力:粒子をベッド面の横向きに運動させる。
  • ベッド面摩擦力:粒子の運動を妨げる。
  • 慣性力:ベッド面の振動により生じ、粒子をベッド面の縦向きに運動させる。

密度、粒度及び形状が異なる鉱物粒子は、上記の力の複合作用により運動軌跡が異なり、最終的にベッド面上に扇形の帯状分布を形成し、これにより鉱物の分離が実現される。

二、設備構造

選鉱シェイカーは主に以下の部分で構成される:

  • ベッド面:通常、ガラス繊維強化プラスチック(FRP)または木材で製造され、表面に耐磨耗材料が敷設されるとともに、リブ(来復条)または溝が設けられて選別効果を高める。
  • ヘッド:機械的振動を提供し、ベッド面に往復運動を行わせる。
  • 給鉱装置:鉱浆を均一にベッド面に供給する。
  • 給水装置:横向きの洗浄水流を提供する。
  • 勾配制御装置:ベッド面の横向き勾配を調整する。
  • 製品回収槽:密度の異なる鉱物製品を回収する。

三、技術特徴

  • 選別精度が高い:密度差の小さい鉱物を効果的に分離できる。
  • 処理能力が大きい:単機の処理能力は 1 時間あたり数トンに達する。
  • 操作が簡単:調整と制御が容易である。
  • 適応性が強い:粒度及び性質の異なる鉱物を処理できる。
  • 環境にやさしい:化学薬品の添加が不要で、環境への負荷が小さい。

四、応用分野

選鉱シェイカーは以下の分野に広く応用されている:

  • タングステン、スズ、タンタル、ニオブなどの希有金属鉱の選鉱。
  • 金、銀などの貴金属鉱の選鉱。
  • 鉄、マンガン、クロム、チタン、ジルコニウムなどの黒金属鉱の選鉱。
  • 石英、長石、蛍石などの非金属鉱物の選鉱。

五、発展傾向

選鉱技術の不断な発展に伴い、選鉱シェイカーも不断に改良・充実されており、主に以下の面に体现される:

  • 大型化:単機の処理能力を向上させる。
  • 自動化:設備の自動制御と調整を実現する。
  • 高効率化:選別効率と精鉱品位を向上させる。
  • 環境保護化:エネルギー消費と汚染を削減する。

六、まとめ

選鉱シェイカーは伝統的な選鉱設備として、構造が簡単、操作が便利、選別効果が良好といった長所により、鉱物加工分野で依然として重要な役割を発揮している。技術の進歩に伴い、選鉱シェイカーはより高効率、省エネ、環境保護な方向に発展し、鉱物資源の開発利用に更大な貢献をすることとなる。

(注:「淘汰盘」は設備の別称で「淘汰盤」と訳;「来复条」は選鉱シェイカー特有の構造部品で「リブ」と訳し、補足説明を付記;「玻璃钢」は産業用語として「ガラス繊維強化プラスチック(FRP)」と統一;「精矿品位」「处理能力」などの技術用語は前出の選鉱関連翻訳と一貫性を保ち、「精鉱品位」「処理能力」と訳すことで専門性を確保。)




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